■ 肩関節脱臼とは?
肩関節は腕の骨(上腕骨)が肩甲骨の受け皿にはまる構造ですが、その受け皿が浅いため大きく動く反面、不安定になりやすい特徴があります。
転倒やスポーツなどで強い力が加わると、
肩が外れる
激しい痛み
腕が動かせない
肩の変形
などの症状が現れます。
多くは前方脱臼で、腕が前方へ外れるタイプです。
■ なぜ筋膜が関係するのか?
ここで重要なのが
👉 筋膜
脱臼そのものは外傷ですが、
脱臼後には
筋膜の癒着
防御反応による筋緊張
肩甲骨の動きの低下
が起こりやすくなります。
さらに、
「痛みを避ける動き」が続くことで
巻き肩
肩甲骨の可動性低下
インナーマッスルの働き低下
が起こり、
再脱臼しやすい状態になることがあります。
■ 筋膜整体でできること
① 肩甲骨の動きを改善する
脱臼後は肩甲骨が固まりやすくなります。
筋膜整体では、
僧帽筋
前鋸筋
広背筋
などを整え、
👉 肩甲骨が自然に動く状態を目指します。
② 肩への負担を分散する
肩だけではなく、
胸
背中
上腕
体幹
まで調整し、
👉 肩関節だけに負担が集中しない体の使い方をつくります。
③ 可動域の改善
脱臼後は、
「怖くて動かせない」
という状態になりやすいです。
筋膜の滑走性を改善することで、
肩を無理なく動かしやすくします。
※可動域の改善は、脱臼が整復され、組織の回復が進んでから行うことが大切です。
④ 再発予防
肩関節脱臼は再発率が高い外傷です。
筋膜整体では、
肩甲骨の安定性
姿勢
肩と体幹の連動
を改善し、
👉 「外れにくい肩」の使い方をサポートします。
■ ただし重要な注意点
● 脱臼直後は整体ではありません
肩が外れている状態では、
❌ 無理に戻そうとする
❌ 動かす
ことは危険です。
まずは医療機関で適切に整復(元の位置に戻す処置)を受ける必要があります。
● 靭帯や関節唇の損傷を伴うことがある
脱臼では、
肩の周囲の靭帯や関節唇が損傷していることも少なくありません。
この場合は、整形外科での評価やリハビリが重要です。
筋膜整体は、その後の回復期や機能改善を補助する位置づけになります。
■ポイント
筋膜整体では肩だけでなく、
大胸筋・小胸筋
前鋸筋
僧帽筋
広背筋
腱板(インナーマッスル)
胸椎・胸郭
まで含めて評価することが多いです。
■ 向いているケース
筋膜整体が活かしやすいのは、
脱臼後の可動域制限
肩の動きに不安がある
スポーツ復帰を目指している
再発予防をしたい
肩甲骨の動きが悪い
■ まとめ
肩関節脱臼は、
👉 「関節が外れる外傷」+「肩全体の機能低下」
が重なった状態です。
筋膜整体は、
筋膜の滑走性改善
肩甲骨の可動性向上
姿勢・動作の改善
肩への負担分散
を通して、
👉 脱臼後の回復や再発予防をサポートするアプローチです。
ただし、脱臼直後や再脱臼の疑いがある場合は、整体よりも医療機関での評価・治療を優先することが重要です。筋膜整体は、適切な診断と治療の後、リハビリやコンディショニングの一環として取り入れることで効果を発揮しやすくなります。


























































