■ 1) 歩幅は小さく(重要度◎)
雪道・氷は “小股歩き” が最強です。
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普段の 7割くらいの歩幅
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一歩一歩、足裏全体でそっと乗せる
→ 広い歩幅=前後方向のブレが大きくなり転倒しやすい。
■ 2) 重心はやや前・上体は少し丸め気味
姿勢を少し前に倒すとバランスが安定します。
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背筋を伸ばしつつ、上体を気持ち前へ
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重心が真上 or 後ろに残ると、後ろにツルッと滑りやすい
■ 3) 足裏全体で「そっと置く」
かかとから強く着くとアウト。
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足裏全部で同時に着地するように
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ドンッではなく、スッと置くように
→ 接地面が増えるほど滑りにくい。
■ 4) 膝を少し緩める(ロックしない)
膝をピンと伸ばすと衝撃に弱く、滑ったときに立て直せません。
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やや曲げて「衝撃を吸収するクッション」を作る
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常に軽く“忍者歩き”のようなイメージ
■ 5) 靴底の真下に重心を置く
身体と足が一直線=安定
身体が足より前に出ると後ろ滑り、
後ろに残ると前滑りしやすい。
■ 6) 横断歩道・マンホール・白線は特に危険
札幌の冬は以下が超滑るポイント:
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除雪された後の“ツルツル路面”
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圧雪の上に薄い氷が張っている場所
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信号待ちで踏み固められた横断歩道
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マンホール、白線などの塗装部分
→ 必ず歩幅をさらに小さく、足裏全体で置く。
■ 7) 斜面・坂道では重心をさらに前へ
札幌は意外と坂が多いです。
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下り:特に前傾を強める
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上り:小股+足裏をしっかり置く
❄ 雪道で使う筋肉(意識すると安定する)
雪の上の歩行は特に以下が働きます。
| 筋肉 | 役割 |
|---|---|
| 中殿筋(お尻横) | 横滑り・片足立ちでのぐらつきを防ぐ |
| 大殿筋(お尻) | 体を前に進める安定スイング |
| 前脛骨筋(すね) | つま先の引っかかりを防ぐ |
| 腹横筋(体幹) | 滑りそうな瞬間に体を支える |
特に 中殿筋が弱い人は雪道でフラつきやすい です。
❄ すぐできる“雪道対策の動き”
➤ 1) 片足立ち(左右30秒)
中殿筋・体幹の強化
→ 雪道のフラつき防止
➤ 2) すね上げ(前脛骨筋)
椅子に座ってつま先を上下10〜15回
→ 踏み出しが安定する
❄ 靴の選び方(超重要)
歩き方より重要な場合もあります。
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滑り止め付きの靴底(ガラス繊維入り・ピン付きなど)
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かかとと前足部にしっかり溝がある
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古い靴底(1年超)は滑りやすい
札幌では靴の性能差が転倒率に明確に出ます。
❄ まとめ:札幌の冬は「小股・前傾・足裏全体」
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小さな歩幅
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前傾姿勢で重心やや前
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足裏全体でそっと着地
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膝は曲げてクッション
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危険路面ではさらに小さく
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中殿筋とすねを鍛えると効果大
当院では、歩行時に使われるお尻の筋膜やすねの筋膜などをほぐし、歩行をスムーズにすることが可能です。お悩みの方は是非一度ご相談を!



























































